古い車輌の写真

神戸市電 6 700形

706

RP055 Web#=111 掲載2008/4/21

1964年頃に神戸市電石屋川車庫で撮影した706。700形は1935〜1936年に木造車のE車から改造されたグループ(701〜720)と、全鋼製大型ボギー車として登場したI車(531〜550)から改造されたフループ(721〜740)がありました。

709

1970/3/12に和田車庫で撮影した709。登場当時の700形転換クロスシートを装備、床はリノリウム、室内灯にはシャンデリア、自動ドア付きという豪華な電車でした。大hさも静粛性を重視した弾性車輪を採用していました。スタイルも戦前型としては考えられないようなスマートなもので、世界中のどの都市の電車と比べても遜色の無いものでした。

710

1970/3/12撮影の710。706、709、710の台車に注目してください。台車の前後で車輪径が大きく違うのに気が付かれましたか? 700型は珍しいマキシマム・トラクション台車を使用していました。

700型に使われていたマキシマム・トラクション台車

写真4は700型に使われていたマキシマム・トラクション台車であるブリル39E-2です。かなり珍しい台車で、右側の車輪(電車の端に近いほう)が小さいのが特徴です。このような変わった台車のメリットって何でしょう?モーターは多分大きな方の車輪に吊り掛けられていると思いますが.

700型に使われていた普通のブリル76系台車

同じ700型でも721以降のグループには、このようなごく普通のブリル76系統の台車が使われていました。多分国産のコピー品でしょう。

721

1970/3/12撮影の721。1936年〜1938年にかけて全鋼製大型ボギー車として登場したI車(531〜550)から改造された車両(721〜740)のグループです。改造工事は神戸市電(当時は電気局)長田車両工場です。

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