古い車輌の写真

アラームベル付き8620 #2

RJ002 Web#=6 掲載2007/12/3

アラームベル付き8620

当時高校1年生の小生は買ってもらったばかりのアサヒペンタックスSVを持って東灘機関区とその周辺のヤードをうろうろしました。まだ架線注意の黄色い板がナンバープレートの上に掲げられていません。入替作業の人達を乗せる控車を連結しているのに注目してください。

このカメラはよく壊れました。買った翌日にはもう自動絞りが壊れてしまい、以降6ヶ月ごとに絞り、ミラー、X接点、シャッターと交代で壊れ続けました。大学を卒業してニコンFを買ったときは、これでカメラの心配をしなくてもよくなったというのでホッとしたことを憶えております。

ヒ600型控車をお供にヤードを忙しそうに行ったり来たりして入替作業をしています。ポイントを切り替える人、貨車の側ブレーキを踏む人、緑の旗で機関車を誘導する人など大勢が働いていて、とても活気がありました。蒸気機関車も少し高い音(3音階和笛か?)を鳴らし、煙と蒸気を威勢良く挙げていました。

これは国鉄の機関区を始めて訪問した時に撮影した8620です。この東灘機関区には架線が無い空の広いところでした。これを撮影したのはオリンパス・ペンSと言うハーフサイズの小型カメラです。機構は単純至極、一度も壊れませんでした。

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