HOME >>Bossの日記>>2013/6/30 頚城鉄道社史 (157)
社史
日曜日に軽便鉄道の模型を楽しんでいるサークル「ナローゲージ・ジャンクション」のミーティングが神戸で開催されました、今回はなぜか参加者が少ない。素晴らしい腕前の皆さんが頑張って作った精巧な模型が披露されたんですが、掘り出し物の書物「頚城自動車の百年」を持ち込んだ方がいました。一般には市販されていないようで、無理を言って獲得!
新黒井駅
頚城鉄道は雪国である新潟県の農村地帯で営業していた小規模な軽便鉄道でした。社名は頚城鉄道→頚城鉄道自動車→頚城自動車と変遷、地方の軽便鉄道とバスとの競争を社名が如実に表しています。社史は残念ながら創業の事業である軽便鉄道よりも、現在の主力事業であるバス事業の記述に力点が置かれているのは致しかたないことです。 雪国の豪雪、監督官庁との折衝、戦争と、経営はかなり大変だったようです。軽便鉄道を廃止に追いやった路線バス事業もマイカーの普及で打撃をこうむり、現在は観光バスと長距離バスが主力です。
コッペル
写真1は社史の表紙、写真2は起点の新黒井駅と客待ちのディーゼルカー、写真3は百間町車庫に眠るコッペル製の軽便蒸気機関車、1966/8/7撮影。
|