Bossの日記

2008/2/18

庭園の話

BD025 Web#=92 掲載2008/2/18

昨日の夜テレビで京都の和風の造園を長くやっている会社の紹介がありました。鉄道模型のレイアウトと和風の庭園は一脈通じるものがあります。どちらも極めて狭い空間に大自然を感じさせるナニカを組み込まねばなりません。そのあたりのノウハウは企業秘密なのでしょう、理論立ててあまり詳しくは収録されていませんでした。

一つ気に留めたのは門から玄関までのアプローチの設計です。門を入って少し長い通路があり、右へ急に折れて玄関に到るというものです。門からすぐの長い通路の手前側部分を少し幅広(10%ぐらいのテーパーかな)にして、右に折れる通路をもっと狭くすると言うデザインです。視覚的な遠近法による錯覚で道がとても長く奥行きがあるかのように騙されてしまいます。

レイアウトも同じ様に手前のものはスケールで、奥に行くにしたがって小さく作れば効果的でしょう。奥を走る車輌は全部が見えないように足回りだけでも樹木や起伏で隠せば小さめに見えて奥行きが出てくるのではないでしょうか。