Bossの日記

2008/3/3

2008/3/3

BD026 Web#=94 掲載2008/3/3

本日社団法人日本鉄道車輌工業会というところの貨車技術発達史編纂委員会から私の貨車の写真2点を出版物に掲載したいとの手紙が届きました。私が趣味で撮影した写真がこのような公的なところでお役に立てるのは大変喜ばしいことです。依頼があった写真の一つはシキ200型という大物車で所有者は日本鋼管、車籍は国鉄でした。

これは特別大きな比重をもつ貨物(熔解した銑鉄)を運んでいました。日本鋼管の鶴見の製鉄所で使われていたもので、途中に国鉄の線路を通過しなければならないので車籍を国鉄に登録したものです。運用の範囲はとても狭いものでしたが、よくまあ〜こんな危険な貨物を国鉄線路上に走らせていたものです、今ではきっと危険防止のために不可能となっていたことでしょう。一応大物車という取り扱いですが、弓形梁に乗っかっている鍋(取鍋 トリベ)は輸送の都度載せ換えられていましたのでコンテナ車の一種ともいえます。取鍋の中には液体の貨物が積載されていたのでタンク車かも知れません。

もう一つはシュナーベル式のB梁を搭載した三菱電機所有の私有貨車ロシキ120Bです。日本で初めてこの方式を採用した大物車でした。