古い車輌の写真

岡山電気軌道 1 岡山駅前と単車101、102

岡山駅前

RP037 Web#=100 掲載2008/3/21

最初にカメラを持って岡山電気軌道に出かけたのは明るい初夏の1972/8/6で天気は最高、瀬戸内海から吹いてくるのでしょうか涼やかな微風を感じながらの撮影(写真1や写真2参照)でした。写真1は国鉄岡山駅前の電停(古いコトバですね)です。東武鉄道日光軌道線の電車の前を颯爽と歩いていくお嬢様、今なら60歳ぐらいでしょうか。ミニスカートが初めて日本に紹介された頃です。

写真2で見られるとおり広い道路に車は数えるほど、路面電車は伸び伸びとたくさんの市民を乗せて走っていました。この頃に岡山電気軌道は単車を全廃して、全国各地の状態の良い中古路面電車を集めてボギー車化しました。

101

岡山電気軌道といえばカーブのきつい線形のためか長らく小さなかわゆい四輪単車の天下でした。写真3はその単車の代表格である101号です。

102

岡山電気軌道といえば、ここの社長であった石津氏が考案した石津式(もしくは岡電式)と称される独自のパンタグラフがすべての車輌に搭載されていました。この小さくて背の高いパンタグラフは枠の下部に吊り下げられている錘が架線に追従させるものです。高速走行での追従性に難があるが、構造が単純であるため保守しやすい特徴があったそうです。

写真4と写真5は石津式のパンタグラフを搭載した四輪単車102号です。

扉が開けっ放しなのは残念、許可を取って閉めるべきでした。

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