古い車輌の写真

岡山電気軌道 4 3500、3800

3501

RP040 Web#=103 掲載2008/3/24 改訂2008/3/27

元大分交通別大線の500形504号だった3500形3501号です。屋根に載っている小さな埋め込み式のヘッドライトは光量が不足だったのか別大線時代に既に運転台下の大型ヘッドライトが追加装備されていました。1975/5/26撮影、

大分交通の505

大分交通別大線の500形は504号と505号が岡山電気軌道に譲渡され、各々3500形3501号と3502号になりました。大分交通別大線は業績は良かったのですが、国道の混雑が酷くなったために大分県警の要請で1972年に廃線となりました。1972/8/6撮影。

車庫の中では写真で見られるように徹底的な手入が行われていました。ここまで修繕をやるのだったら屋上の機能していない小型ヘッドライトも埋めてしまえばよかったのではないでしょうか。

親切なmixiの友人(我田引鉄プロダクツさん)からの情報です。
「大分交通の無意味なオデコライト。アレはケーシングが立派なものの、実は単線区間の続行運転時に使用する標識灯だったそうです。なので、元から使用する機会は少なかったとの事。単なる標識灯なんだったら、もっと小さいモノでも良かったように思うんですがねぇ。」やはり持つべきは親切な友達ですね。大分交通の電車のオデコライトはズ〜ッと気になっていました。ガラスの部分が何か意味ありげに曇っていますし、ちゃんと埋め込み式に丁寧に作られている割には一度でも役に立ったことがあったのかなと疑問でした。豪華版の続行標識だったんですね。私の近所の能勢電(大昔のことですが)では黄色のペンキを塗った丸い板(直径が30cmぐらいかな)が続行票でした。


当時の地方私鉄の車庫では、このような大規模な修繕作業がよく行われていました。大分交通時代には密着型連結器を持ち総括制御で連結運転が出来ましたが、岡山電気軌道時代にはこのような機能は不要だったのか取り外されていました。

3802

3802は元名古屋市交通局の1550形1561号です。1954年12月に地元の日本車輌本店で10輌製造され沢上車庫に配属されて活躍していました。1974年2月に廃車となり1974年3月に岡山に1562号と共にやってきました。

この電車は車体更新を受けることなく廃車となりました。1975/5/26撮影。

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