古い車輌の写真

国鉄 若松機関区 2 C55

C553

RJ043 Web#=171 掲載2008/7/5

1969/9/20に国鉄若松機関区で撮影したC55です。写真1はいい光線状態で撮った形式写真のつもり、でも背景が少しゴチャゴチャしてる、メインロッドが死点とチョッピリ不満です。このアングルから眺める門鉄形ディフレクターとほっそりとした1750mmのスポーク動輪は魅力ですね。

C55のスポーク動輪です。すぐ近くに停まっていた9600の1250mmの動輪と比べると、その繊細さと大きさに強い印象が残りました。C55だけは中心部分に近い部分が補強されている特殊なスポーク動輪(アヒルの脚の水掻き状)を採用していましたが、このアングルから眺めるとそれも気になりません。HOゲージ(16.5mm)の模型とは違って、シリンダ・ケーシングがぐっと内側に引っ込んでいるのに注目してください。

C5551

機関区の線路に余裕があったので、真横からC5551を撮影できました。やはり20mというのは長い! スポーク動輪の隙間から向こう側が透けて見えるのに注目してください。

C5552

こちらのC5552は大柄な門鉄デフを装備していました。小倉工場製の門鉄デフはいろいろ見てきたのですが、このように大型のものは他に見たことがありません。普通のディフレクターの下半分を切り取っただけなのでしょうか?真ん中に写っている電柱が邪魔!

このアングルで眺めると、変形の門鉄デフも気になりません。ゆっくりと立ち上るケムリ、2〜3枚ガラスが割れている建屋、木製の電柱に取り付けられた旧式の照明灯、バラストが見えなくなった線路とアッシュピット・・・とペーソスを誘う小道具が一杯でした。

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