古い車輌の写真

国鉄鷹取工場 4 若鷹号と28653

国鉄鷹取工場

RJ013 Web#=20 掲載2007/12/18

鷹取工場の正門を入ったところから工場建屋方向を眺めたところ1969/8/11の撮影行、滅多に入れないところなのでワクワクするところです。中央にナニヤラ怪しい黒いモノが見えますね、急いで近づいてみましょう。

若鷹号

これは若鷹号と名づけられた蒸気機関車です。コッペル製の元阿波鉄道4型7号機で国鉄に買収後ア7の番号を与えられ岡山機関区で入換に使用されましたが、その後鷹取工場の教習用機関車として実習を兼ねた更新修繕を受けました。

更新修繕のに際キャブやサイドタンク、コールバンカーなど外見に大きな影響を与える部分が国鉄標準型蒸気機関車に近いデザインのものと取り替えられて、コッペル独特のデザインはほとんど失われました。この角度から見るとC12に似ているけれども異様に背が低いキャブが目立ちます。

今は京都にある嵯峨野観光鉄道のトロッコ嵯峨駅前に緑色!に塗装されて保存されています。

8620型28653

8620型28653号蒸気機関車です。もう廃車なのかナンバープレートやヘッドライトも失われていて、哀れな格好になっています。8620の後方にDD54型ディーゼル機関車の第1次型が写っています。

8620の手前に見える仮台車のようなものは阪和線で使われていたED38 4電気機関車の台車です。

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