古い車輌の写真

私鉄に渡ったモハ63 1

東武鉄道 クハ302

RJ088 Web#=288 掲載2009/5/10

写真1はクハ300形クハ302、1963/3/31東武鉄道にて。

1946年に国鉄が発注した電車600両の内120両を、大型車が就役可能な私鉄に割り当てたものの一部で、東武鉄道には40輌が割り当てられました。入線に当たっては20mの長い車体に伴う施設の改良などが必要でしたが、これをやり遂げたために後の大型車大量導入の道を切り開いたと言えますでしょう。

小田急 デハ1807

写真2はデハ1800形1807、1963/4/1小田急本線にて。

1946年に国鉄が発注した電車600両の内120両を、大型車が就役可能な私鉄に割り当てたものの一部です。国鉄のクモハ73形を全金属車体に更新したのと大体同じように、1957〜1958年にかけて更新修繕が終わった直後でした。

三井三池港務所の通勤列車

写真3はドイツのシーメンス製1号電気機関車が牽引する通勤列車、1979/8/5撮影。

三井三池港務所の専用鉄道で、ホハ101形の客車と2輌連結で炭鉱などに通勤する人達の足となって活躍していました。

三井三池港務所 ホハ202

写真4はホハ200形ホハ202、1979/8/5撮影。

ホハ200形は妻面上部に換気口を持っていました。三段窓、ドアの上だけしか設置されていない水切りと共にモハ63形電車の原型を残しています。

三井三池港務所 ホハ201

写真5と6はホハ200形ホハ201、1979/8/5。

これはもう使われなくなったホハ201です。連結面の妻面上部にも換気口が残されていました。

専用鉄道の社員専用車だったためか、他の私鉄や国鉄で活躍していたモハ63のような更新修繕を受けることも有りませんでした。三段窓も原型のままです。

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