古い車輌の写真

西日本鉄道 9 大牟田線 1 1000、1300、2000

1001

RP2 Web#=3 掲載2009/9/

写真1は1000形ク1001、1971/5/3西鉄大牟田線二日市駅にて。

1000形は西鉄大牟田線の特急用として4輌編成6本が1957年から1960年までに作られ、製造した会社と製造年で100番きざみで番号がつけられていました。このク1001は日本車輌製でク1001+モ1002+モ1003+ク1004の先頭車でした。もう1本の日本車輌製はク1005+モ1006+モ1007+ク1008でした。

1002

写真2は1000形モ1002、1973/8/4西鉄大牟田線二日市駅にて。

当初は西鉄標準色の上半分がベージュ、下半分が茶色でしたが、1959年に特急列車が設定されたときにコバルトブルーに黄色の帯に変えられました。

1104

写真3は1000形ク1104、1973/8/4西鉄大牟田線二日市工場にて。

日本車輌製の1100番台は2本作られ、ク1101+モ1102+モ1103+ク1104とク1105+モ1106+モ1107+ク1108でした。

冷房装置を動かすMG(電動発電機)を搭載することができなかったために1973年から2000系が就役し、押し出される形で普通列車に転用されました。その後1975年にロングシート化、1976年に3扉化改造されています。

1102?

写真4は1100形モ1102、1973/8/4西鉄大牟田線二日市工場にて。

1982年から1983年にかけて大きなMGの変わりにコンパクトな静止型インバーターを搭載して冷房化されました。7000形などが就役したために、1000形は1996年から2001年にかけて廃車となりました。

1308

写真5は1300形ク1308、1973/8/4西鉄大牟田線二日市駅にて。

モ1300型はク1301+モ1302+モ1303+ク1304とク1305+モ1306+モ1307+ク1308の2本が作られました。モ1302+モ1303は近畿車輛、モ1306+モ1307は日本車輌で新造され、両端のクは初代の600形から改造(ただし台車は新品)されました。先頭車は特異な吊り目のデザインが印象的です。2000系の就役とともに普通車に格下げされ、先頭車の車体構造からの制約で冷房化もされることなく1986年に廃車となりました。

2036

写真6は2000形2036、1973/8/4西鉄大牟田線二日市駅にて。

1973年から1974年にかけて川崎重工で6輌編成が6本作られました。第1編成の番号はク2011+モ2012+モ2013+モ2014+モ2015+ク2016、第2編成はク2021〜ク2026というように10番台で採番されています。就役当初は2扉でしたが、急行用に格下げされて1988年から3扉化されています。2001年に1編成、2008年と2009年に3編成が廃車となっております。

       前のページ 次のページ