古い車輌の写真

三井三池港務所 8 大型凸型電気機関車

19

RF025 Web#=41 掲載2008/1/18 改訂1 2008/6/20

1979/8/5に三井三池港務所の専用鉄道を訪問したときに撮影したB-B凸型電気機関車19号機です。本線の貨物列車はこのような、やや大型(45トン)のELが使われていました。この型は東芝で戦時標準型電気機関車として製造され、貨物営業をしている私鉄で広く使われていました。この電気機関車は1949年の製造です。

南海電鉄ED5153

19号機の次の20号機は、驚くのですが南海電鉄からの譲受機です。写真2は南海電鉄に残った同僚のED5153です。形は戦時標準型なので、どこの鉄道に所属してる機関車も同じでした。

南海電鉄ED5154となる予定の電気機関車は、重要産業となっていた三井三池炭鉱の強化のために三井三池港務所専用鉄道に譲渡されました。車籍は書類上だけで実車は三池に直行して、三池に在籍していた同型機17〜19の続番が与えられて20となりました。

22

写真3は22号機です。この22は元西鉄の宮地岳線で貨物列車用に使われていた201号機を譲り受けたものです。西鉄は博多湾鉄道の時代から続いていた貨物営業(西鉄でここだけが3フィート6インチゲージ)でしたが、それをやめたために2両あった電気機関車の内1両を手放しました。残った1両は西鉄宮地岳線の保線工事用として活躍していました。

西鉄宮地岳線202

写真4は西鉄に残った僚機の202号機です。この写真は西鉄宮地岳線貝塚車庫にて1976/3/27撮影です。

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