古い車輌の写真

大阪市電 3 1701、1801

819

RP298 Web#=482 掲載2010/3/22

写真1は801形819、1969/3/27大阪市電都島車庫にて。

1932年に1001形(初代)を鋼体化改造した801形801〜806の設計を改良して、1933年〜1935年にかけて川崎車輌で52輌806〜857が木造の1001形(初代)から鋼体化改造されました。都島車庫を訪問したときは車庫の片隅で倉庫となっていました。

1739

写真2は1711形1739、1967/10/15大阪市電港車庫にて。

1947年に日立製作所で30両、若松車両で10両の合計40両が戦後初の新造車として製造されました。戦時中の1942年に登場した1701形と殆んど変わらない設計で、全長が13.7mある大型ボギー車です。

1764

写真3は1751形1764、1967/10/15大阪市電港車庫にて。

1948年〜1949年にかけて若松車両で7両、日立製作所で13両、広瀬車輌で20両の合計40両が製造されました。設計は1942年に登場した1701形と殆んど変わっていませんでした。

1817

写真4は1801形1817、1969/3/27大阪市電今里車庫にて。

1949年〜1950年にかけて、広瀬車輌で12両、日立製作所で10両、若松車両で3両、近畿車輛で5両、富士車輌で2両の合計32両が製造されました。1711形や1751形の増備車として同じ設計で作られました。

1819

写真4は1801形1819、1969/3/27大阪市電今里車庫にて。

戦災で多くの車輌を焼失した大阪市電にとって、これら大型車の1701形、1711形、1751形、1801形のシリーズは戦後の復興期にたくさんの乗客を乗せて大活躍しました。

1801形は大阪市電最後の大型車で、1951年からは全く新しいデザインによる中型車の2001形が増備されるようになりました。

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