B3型 30号機
RJ014 Web#=68 掲載2008/2/11ピーコックの30号機がようやく清掃作業を終えて煙室扉を締め、カメラマンの前でポーズを取ってくれました。生憎と気まぐれな春のそよ風がこちらの方へケムリを送ってきました。ロコの手前には豆炭が山の様に積まれていました。ポイント以外はシンダーや灰、砂などに埋もれた線路に注目してください。
B1型 6号機
庫内で待機中のB1型6号機です。このロコは東武鉄道が営業を始めた直後に、イギリスのBeyer, Peacock & Co. Ltd.,から1898年に10両輸入されました。日本鉄道で大量に輸入され国鉄に引き継がれた5500型蒸気機関車と同型です。庫内にはモデルマニアに喜ばれそうな排気フードやピットが見えます。
6号機の背面です。模型で再現したくなるような工具や部品などが置かれていて、庫内には作業中の活気があふれていました。
B5型 42号機
庫の外にはもう使われなくなったB5型42号機が置かれていました。B5型は官設鉄道が東海道本線の旅客列車用として1897年から1902年にかけて50台をNeilson & Co., Hyde Park Locomotive Worksから輸入し、後に国鉄の6200型となりました。東武鉄道に払い下げられた10台以外はすべて過熱式の6250型か1070型2-B-1タンク機関車に改造されました。B5型で最後まで活躍したのがこの42号機です。
42号機のテンダーです。東武鉄道のテンダーロコのテンダーは全てが大型に嵩上げされていました。後方視界は原型のテンダーと比べて悪くなっていたことでしょう。
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