古い車輌の写真

国鉄救援車 1 スエ30

スエ30 14

RJ216 Web#=893 掲載2014/2/3

写真1はスエ30形スエ30 14、国鉄東海道本線吹田第1機関区。

オハ31系客車をスエ30形に改造する作業は1960年から始まりました。改造元の客車は大きな扉を持つスニ30形荷物車やスユ30形郵便車が多く選ばれています。最後のスエ30形が除籍されたのは1987年です。

写真1のスエ30 14はスユニ30 2から改造されています。

スエ30 19

写真2はスエ30形スエ30 19、1972/5/7国鉄山陽本線小郡客貨車区。

写真2のスエ30 19はスニ30 50から改造されています。

蒸気機関車が最後の活躍をしていた頃、機関区を訪問すると決まってオハ31系を改造した救援車が待機していました。少し前までは木造のナエ17000形等が待機していたのですが、殆どがスエ30等に置き換えられていました。ダブルルーフで遠くから眺めても古い珍しい客車という印象がありました。

スエ30 28

写真3はスエ30形スエ30 28、1966/8/3国鉄東北本線仙台運転所。

写真3のスエ30 28はスニ30 56から改造されています。

スエ30 48?

写真4はスエ30形スエ30 48?、1972/5/7国鉄山陽本線小郡機関区。

写真4のスエ30 48はスニ30 95から改造されています。

スエ30 54

写真5はスエ30形スエ30 54、1967/3/29国鉄宇和島線宇和島機関区。

写真5のスエ30 54はオハニ30 49から改造されています。

救援車は現在2輌が保存されています。 碓氷峠鉄道文化むら(群馬県安中市)にはスエ30 9がスニ30 8として保存。三笠鉄道記念館(北海道三笠市)にはスエ30 41が保存。西日本旅客鉄道の網干総合車両所宮原支所(元宮原操車場)にスエ30 2が非公開で保管(放置?)されていますが、状態はとても悪いようです。