古い車輌の写真

小郡機関区 4 D51、C62

D51 1025

J243 Web#=920 掲載2015/1/25

写真1はD51形D51 1025、1972/5/7国鉄山陽本線小郡機関区。

1944年三菱重工業三原製作所で新製、東京鉄道管理局新鶴見機関区へ配属。甲府、木曽福島、松本、上諏訪、長野等で活躍。
1955年戦時型から標準型へ改装。1000番台の戦時型D51のドームは蒲鉾形画多いのですが、このロコは標準型のドームに交換されていました。
1956年長野工場でボイラーを新製交換。
1958年長野工場式集煙装置と重油併燃装置を取付。
1966年山口線管理所へ転属。
1973年山口線管理所で廃車解体。

D51 1089

写真2〜4はD51形D51 1089、1972/5/7国鉄山陽本線小郡機関区。

1944年日本車輛名古屋で新製。弘前、福島、長町等で活躍。
1968年小郡機関区へ転属。
1972年小郡機関区で廃車解体。

このロコのドームは戦時型で、両端が切り落とされた蒲鉾形をしていました。これを見るとバラック建ての粗末な戦時型蒸気機関車を感じさせますが、見方を変えると直線の多い機械としての魅力を持っていると思いませんでしょうか?

ヘッドライトの横にシールドビームの副灯が付いているのは、東北地方で長く活躍した蒸気機関車の特徴です。

C62 1

写真5と6はC62形C62 1、1972/5/7国鉄山陽本線小郡機関区。

小郡機関区の扇形庫に来るまで気がつかなかったのですが、C62型のトップナンバーが大切に庫内で保管されていました。嬉しいファンサービスなのでしょうか、前向きにほんの少し扉から顔を出して写真撮影を歓迎しているようでした。

C62 1は後に京都の梅小路蒸気機関車館で保存されるようになりました。この角度から見るとボイーラーの隅が丸く仕上げられていて、ヌメッとなんとなくだらしのない印象を感じるのはサイト・オーナーだけでしょうか?







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