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古い車輌の写真
同和鉱業 片上鉄道 2 キハ300キハ303RP042 Web#=108 掲載2008/3/30修正1 2009/8/15写真1と2はキハ300形キハ303です。1934年に川崎車輌で鉄道省のガソリンカーキハ41071として作られました。片上鉄道への入線は1952年で当初はキハ3003を名乗っていました。1967年には形式称号が変更されキハ300形キハ303となりました。現在は片上鉄道保存会の手で動態保存されています。
片上鉄道に来てからは、次々と改造が施され永年にわたって活躍しました。
・ガソリンカーからDMF13型ディーゼルエンジンに換装 ・屋根の上のヘッドライトが撤去 ・腰板にシールドビームが2灯設置 ・変速機を機械式からDB100型液体式に変更 ・逆転機歯車比の変更 ・窓枠のアルミサッシュ化 ・座席のロングシート化 キハ305キハ300形キハ305です。経歴はキハ303と大体同じでホハフ3000形の入線に伴い、1981年にキハ302と同時に廃車となりました。仲間のキハ301は1974年に別府鉄道へ売却され、キハ101として同鉄道廃止の1984年まで活躍しました。 キハ311国鉄キハ41000形を近代化したような自社発注車です。国鉄から譲渡されたキハ41000形の払い下げであるキハ300形(301〜305)の増備車として、1953年に宇都宮車輌で2両が新造されました。就役した時はキハ3000型の連番としてキハ3004とキハ3005を名乗っていました。就役当初はキハ41000形と同じ様なガソリンカーでしたが、キハ301〜305と同様の改造を受けています。1967年の形式称号変更では、元国鉄キハ41000形のキハ300番台とは別の310番台に改番され、キハ311、キハ312を名乗るようになりました。 基本的な設計は国鉄キハ41000形ですが、張り上げ屋根や、雨樋の省略などによって、少し近代的なデザインとなっていました。車内はキハ300シリーズとは違いセミクロスシートでした。写真のキハ311は同和鉱業小阪鉄道線から転属してきたキハ802と交替で1985年に廃車となりました。僚車のキハ312は現在片上鉄道保存会の手で動態保存されています。 前のページ 次のページ |