古い車輌の写真

神戸市電 1 300形

お洒落な街 神戸

RP050 Web#=106 掲載2008/4/14

今朝はお洒落な大都市神戸の路面電車を紹介しましょう。私が住んでいる町西宮から遠くない都会神戸は市電の大きなネットワークを持っていました。そこで走っている電車は屋根が薄くて窓の大きな明るい感じの垢抜けたデザインとしゃれた色を纏っていました。当時の他の地方都市と比べて神戸という街は並木や古い煉瓦造りの建物が一段ときれいに見えました(お国自慢!)。

神戸栄光教会

写真2は日本基督教団神戸栄光教会の前を走っていく市電です。この教会の建物は古い煉瓦造りで外観も内装も実に味わいにある建物でした。残念なことに阪神大震災で大きなダメージを受け解体されましたが、今は以前とまったく同じ外観で再建されています。中には古い様式のケース(このような立派なケースに収められたオルガンは日本では例外的です)に納められた素晴らしい中型の新しいパイプオルガンが設置されています。

328

神戸市電の四輪単車をご紹介しましょう。私が鉄道の写真を撮り始めた頃は、神戸のような大都会でもまだ四輪単車が最後の活躍をしておりました。

331

写真3は328、写真4は331、写真5は338です。328の台車は比較的珍しいブリル79E、331と338の台車は大変珍しいマウンテンギブソンです。乗り心地は? 単車はラッシュ用か臨時用で車庫で寝ている時間の方が長かったようです。

338

屋根が薄く幕板が狭いので明るい好ましいデザインでした。どうもアメリカのバーニーカーの影響を強く感じます。

マウンテンギブソンの台車

323が履いていた珍しいマウンテンギブソンの単台車です。この型の台車を採用したのは、日本ではここだけだと思います。

       前のページ 次のページ