EF59
RJ032 Web#=123 掲載2008/5/8EF59形は国鉄山陽本線の瀬野−八本松間に有る連続急勾配用の補機として、古いEF53形19両(在籍機全部です)を改造した電気機関車です。改造点はほんの少しでギア比の変更、密着自動連結器と自動開放装置の取付、重連総括制御装置設置などですが、鉄道ファンとしては下関側の警戒色塗装が最も大きな改造点でしょう。 後継機の開発が遅れたためにこのEF59(元EF53)は戦後の新鋭機EF58よりも長命で、最後のEF59が廃車となったのはJR引継後の1987年のことです。
EF5914

1967/3/31に山陽本線瀬野駅で列車の通過待ちしたときに撮影したEF59です。写真1はEF5914(元はEF5316)の虎色の警戒色が塗られた方の正面、警戒色が後方から確認できて追突防止に役立っているのでしょう。 この頃はまだEF53を改造した機関車しか配属されていませんでした。EF56を改造した丸っこいEF59やEF60を改造したEF61の200番代、EF60やEF65を改造したEF67が配属されたのはずっと後のことです。
EF594

写真2はEF594(元はEF5311)で警戒色ではない方(東京方)の正面です。こちらから見るとほとんど原型のEF53です。プラットホームからの安直撮影ですみません。
EF598

写真3は後補機EF598(元はEF537)の付いた短い区間貨物列車です。
EF5317

1963年の春に東京駅で撮影したEF5317です。この頃の東京駅での入換作業は、このEF53が使われていました。この電気機関車は後に瀬野八本松用に改造されてEF5916となりました。

これを撮影したのはオリンオパスペンSというハーフサイズの小さなカメラです。サイト・オーナーがまだカメラというものになれていない頃で、被写体ブレなどは勘弁してください。
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