古い車輌の写真

DD13 その2

DD13175

RJ034 Web#=125 掲載2008/5/10

これは1964/9/4国鉄東灘機関区にて撮影したDD13の後期形です。ヘッドライトがシールドビームの2灯となリました。日本全国にはびこったDD13形で、好きな蒸気機関車を追放した元凶。どうも毛嫌いしていたようで、私のコレクションの中で国鉄DD13後期形の写真はこれだけのようです。

DD1526

1966/8/4青森機関区にて撮影したDD15形DD1526です。DD13の後期形に除雪用のラッセルヘッドを取り付けられるようにしたディーゼル機関車です。従来のキ100形ラッセル車+蒸気機関車では終点に着くとターンテーブルを使って方向転換をしなければなりませんでした。このDD13形は前後両方に同じラッセルヘッドを取り付けていたので、そのまま折り返し運転ができました。夏になると通常のDD13と同じように入換作業に使われていました。

DD154

1976/12/4舞鶴機関区にて撮影したDD154です。
DD15形のラッセルヘッドは車軸を持っていないので線路上で自立ができず、取り外しには大型クレーンが必要でした。そのため除雪アタッチメントの取り外しが容易なDE15型やDD16型300番台が導入されると、オフシーズンのDD15形はラッセルヘッドをつけたまま休車になろケースが多かったようです。ここ舞鶴では近年には除雪車が必要なほどの積雪が見られなくなりました。

岡山臨港鉄道 DD1351

1975/5/26岡南元町機関区にて撮影したDD1351です。DD13は大きさが私鉄の本線貨物列車用として手ごろな大きさでしたが、軸重が大きいので新造された例は多くはありません。この51号機は国鉄DD13形の初期型と同じ設計です。

岡山臨港鉄道 DD1352

1975/5/26岡南元町機関区にて撮影したDD1352です。国鉄DD13後期形と同じ設計でした。

片上鉄道 DD13553

1974/6/9起点の片上駅に隣接する片上機関区にて撮影。片上鉄道は硫化鉄鉱の運搬のために開業した鉄道で、重量貨物列車が多く設定されていましたので地方鉄道とは思えないような立派な線路を持っていました。そのため軸重の大きなDD13も長くて重い鉱石列車を相手に存分に活躍できました。

ボンネットの先が国鉄のDD13と比べて角張っているのは建造費節約のためでしょうか。

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