古い車輌の写真

花巻電鉄 7 サハ

サハ5

RP083 Web#=150 掲載2008/6/15

花巻電鉄では電車に付随者を1〜2輌連結して列車を組成し、終点では機回り線を使って電車を先頭に付け替えるという不便な運用を行っていました。

サハ1〜3は1924年、サハ4と5は1926年に雨宮製作所で作られました。外観は同時に作られたデハ1〜4(写真は花巻電鉄 5の記事参照)と同じです。そのうちサハ5だけは1931年に起こった車庫の火災で損傷し、半鋼製車体で復旧されました。残りのサハ1〜4は後に鋼体化されサハ201〜204となりました。

サハ101

サハ101と102は1954年に日本車輌東京支店で新造されました。前長は10.66m、全巾は2.13mあり定員50名で、中型の路面電車に近いサイズでした。

サハ102

サハ104

サハ103と104は1956年に東洋電機で新造されました。サハ101〜104は同じ形態です。

サハ105

サハ105と106は1963年日本車輌製造東京支店で新造され、モハ28と同じノーシル・ノーヘッダーの滑らかな車体を持っていました。全長が少し伸びて10.86m、全幅は同じ2.13m、定員は70名に増えておりました。


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