古い車輌の写真

南海電鉄の貨車

ワブ552

RP092 Web#=174 掲載2008/6/24修正1 2010/1/21
写真1はワブ551形ワブ552、1970/11/3南海本線堺東駅側線にて。

南海電鉄には写真のような鉄製有蓋車(国鉄の記号ではテ、石灰などを運搬するため防水構造の有蓋車)によく似た構造の有蓋緩急車がたくさん在籍していました。このように補強のアングル材が車体の外側についているのをアウトサイド・ブレースといい、インドや東南アジアの有蓋貨車によく使われている方式です。

富山地方鉄道テム51

写真2は参考として、富山地方鉄道に在籍していた鉄製有蓋車テム51です、1973/6/2富山地方鉄道電鉄富山駅側線にて。

もう倉庫と化してたテム50形テム51です。アウトサイド・ブレースの車体に注目してください。

ワブ505

写真1はワブ501形ワブ505、1970/11/3南海本線堺東駅側線にて。

写真3と4は貨物列車の緩急車として活躍中のワブ505です。車掌室でない側のデッキには扉がついていません、どちらの端面にも赤い標識灯がついていました。

プラットホームの無いところで車掌室へ乗り込むためのステップが前後左右についていて、なかなか楽しいディテールです。

ワム1715

写真5はワム1701形ワム1715、1970/11/3南海本線堺東駅側線にて。

これは極めてありふれた国鉄ワム90000形と同じ貨車で南海電鉄所属のワム1701形ワム1715です。前後の線路が切れていましたので、単なる倉庫です。

ト2713

写真6はト2701形ト2713、1970/11/3南海本線堺羽倉崎駅留置線にて。

古いタイプの鋼製無蓋車、営業用ではなくて保線に使われていたものでしょう。

       前のページ 次のページ