古い車輌の写真

同和鉱業 小坂鉄道線 5 貨車

ワフ300

RP104 Web#=164 掲載2008/6/30

写真1はワフ7500形ワフ300です。1953年に花岡線で使用するために国鉄からワフ7522の払下を受けたものです。車掌室の屋根の上にチョコンと1台だけ乗っかったトルペード形ベンチレーターがローカル私鉄を主張しています。車掌室の下にある白い埃まみれになったステップも魅力あるアクセントですね。隣のワフ28000形と比べても、かなり小柄な車輌です。

ワフ28001

写真2はワフ28000形ワフ28001です。小坂鉄道線の改軌に伴って5輌新造されたもので、小口扱いの貨物のほかに荷物、郵便物などの輸送に従事していました。ワフ28000形はワフ28001〜28005の5輌が在籍していました。

ワム200

写真3はワム3500形ワム200で、1962年に花岡線で使用するために国鉄からワム5860の払下を受けたものです。軽便鉄道時代には、このような常識的な貨車ばかりではなくて、百鬼夜行的なトチ・コト・コテ・シモ・セコ・ゴボ・ホボ・フボ・タボ・ボボという形式称号を持つ面白い貨車がたくさん在籍していました。ホニという荷物車とカブースの中間のような車もいました。もう5年早ければ写真に収められたのに残念です。

トム5004

写真4はトム5000形トム5004で、1951年に花岡線で使用するために国鉄からトム6293の払下を受けたものです。当初はトム504と称していましたが、1962年に国鉄の土崎工場で改造が行われ、番号もトム5004となりました。トム5000形はトム5000〜5004の5輌が在籍していました。

国鉄 リム477

写真5は国鉄の盛岡鉄道管理局に所属するダンプ式の陸運車リム400形リム477です。小坂鉄道線小坂駅にて撮影、小坂線の道床工事のために国鉄から借り入れていたようです。

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