古い車輌の写真

同和鉱業 小坂鉄道線 6

RP099 Web#=166 掲載2008/7/1

小坂駅で大館行きのディーゼルカーが客待ちをしています。軽便鉄道時代は600Vで電化されていたのですが、改軌と共に電線が全て取り払われて広い空が望めます。プラットホームは改軌の折りに嵩上げされたものでしょう。軽便時代は一段低いホームに雨宮製Cタンクが牽引する木造小型ボギー客車が2〜3輌連結されたミキスト・トレインが据え付けられていたことでしょう。雪国なので駅全体に深いひさしに覆われた通路が設けられています。

サイド・ロッドを忙しそうに上下させながら入換作業に勤しむDC3です。L型ディーゼル機関車の背面に2本のエアタンクが装備されていて、とてもいかめしい顔つきです。

茂内駅で列車を捨てて、途中で見かけたホハフ50の廃車体を撮るために歩き始めたところです。なんとも心細い深山幽谷、辺りに人家の見られない駅!
改軌前は急勾配に備えて電化されていた区間です。

保線作業をしている係の人達が退避する中をキハ2100が通過していきます。

途中でディーゼル機関車の牽く列車がやってきました。どうも工臨のようです。

通過した後から工臨を追うと、珍しい国鉄のダンプ式砂利運搬車リム300形でした。今だったらホキ800型なんでしょうが・・・これは国鉄の盛岡鉄道管理局に所属していた陸運車を借り入れていたものです。

       前のページ 次のページ