9600牽引
RJ048 Web#=176 掲載2008/7/10九州の石炭列車だったら9600と2軸のセムやセラを外すわけには行きません。写真1は空になった石炭車を山元へ返す列車を直方駅で1972/5/4に撮影したものです。とても長い列車でしたが、先頭に繋がれたワムには一体何が積まれていたのでしょうか?
貝島炭鉱 31牽引
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写真2は大きなコッペル製の1-C-1タンクが国鉄のセムやセラを貯炭ホッパーの下に押し込んでいるところです。
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写真3はコッペルの31が石炭を満載したセムやセラを牽引して、国鉄の筑前宮田駅に向かって出発するところです。
貝島炭鉱 22牽引
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写真4はアルコが牽いている列車ですが、国鉄ではもう使われなくなった旧型の石炭車です。どうも積んでいるのは石炭ではなくて、露天掘りの跡地を埋め戻すための土砂のようです。貝島炭鉱は日本では珍しく石炭の鉱脈が地表近くにあり、表土を取り除くだけで石炭を掘りだす(露天掘り)ことが出来ました。露天掘りの後には大きな窪地が出来るので、採砂場から土砂を運び込んで埋め戻さねばなりませんでした。
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写真5はバッファーとピンリンク式連結器を装備したアルコ製22号機です。自動連結器を備えた貨車が多かったので、この写真のようにいつも前後に自動連結器を備えた控車を連結していました。つまり(自動連結器-控車-ピンリンク式連結器)+(ピンリンク式連結器-アルコの22号蒸気機関車-ピンリンク式連結器)+(ピンリンク式連結器-控車-自動連結器)がセットで使われていました。これにロト車を連結する時は、これに控車を重ねて+(自動連結器-控車-ピンリンク式連結器)+(ピンリンク式連結器を装備したロト車の列)という、まだるっこしいことをやっていました。
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写真6は前後に控車3両を従えて、ロト車から成る土砂運搬列車を牽引する22号機です。
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