古い車輌の写真

大物車 4

黒部鉄道 ナチ1

RF022 Web#=184 掲載2008/7/20

大物車はほとんどが国鉄に車籍がありますが、電源開発に関係した私鉄にも少しだけ例外がありました。
写真1は1973/6/2黒部鉄道の宇奈月車庫で撮影したナチ1です。荷重7トン自重2.5トンでは大物車でも長物車でもない単なるフラットカー? 但しピンリンク式の連結器の取付高さに注目してください、やはりこれは軽量嵩高貨物を運んだ大物車(小径車輪を装備)ではないでしょうか。

黒部鉄道 チ115 + チ119

黒部鉄道ではちょっとした長い物でも、このような運搬方法を取らざるを得なかったようです。荷重は3.6トンX 2=7.2トン。森林鉄道でよく使われていたディスコネクティッド・ログカーによく似たやり方です。国鉄のシキ60形が枕梁部分だけを使ってこのような積み付けをやっていたことがありました。

黒部鉄道 ムチ1

フラットカーの中央部分だけをほんの少し低床式にしたムチ1です。かなり長く15トン積み、自重は5.3トンありました。特殊な形状をした台車にはバネが見当たらないような気がします。

黒部鉄道 シ104

弓形梁のように見える大きな低床式大物車シ104です。でも軽便鉄道なので荷重は僅かに5トンだけ、自重は3.3トンです。

川崎製鉄尼崎工場 NO13

国鉄のシキ200形大物車と同じ熔銑台車です。兵庫県尼崎市に在る川崎製鉄尼崎工場で1977/5/8に撮影しました。この貨車もシキ200と同じ様に取鍋(トリベ)は毎回異なった番号のものを載せているようです。写真は19号の取鍋をNO13熔銑台車に載せています。

川崎製鉄尼崎工場 NO14

取鍋を載せていない熔銑台車NO14です。

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