古い車輌の写真

名鉄岐阜市内線 2 25,30

26

RP103 Web#=186 掲載2008/7/22

名鉄モ25形は1914年岐北軽便鉄道(後の揖斐線)が開業したときに準備した3〜6です。日本車両製造で作られたオープンデッキの木造四輪単車で、名古屋鉄道でモ25形25〜28に改番されました。

写真1〜3は1966/12/7に徹明町の車庫にて撮影。

1948年に揖斐線から、25・26は岐阜市内線に、27・28は起(オコシ)線に転属しました。1954年に起線が廃止されると、27と28も岐阜市内線に転属しました。1963年までに全てが廃車となりましたが、26だけは庫内に保存されてきました。

写真で見られるように26はニセスチール化(木造車体に鉄板を貼り付けた簡易半鋼製化)も免れて、原型の縦羽目を残していました。一説によると博物館明治村で動態保存をする計画があったようですが実現しませんでした。

30

名鉄モ30形は瀬戸電気鉄道(現名鉄瀬戸線)が1920年に名古屋電車製作所で製造されたテ1形28〜32です。ダブルルーフ、オープンデッキの木造四輪単車で、台車はブリル21-E、当初の集電装置はポールでした。

写真4と5は1966/12/7新岐阜駅前停留場にて撮影。

34

1939年瀬戸電気鉄道が名古屋鉄道に合併されると、モ30形(31〜35)に改番されて豊川市内線に転属、その後1949年にモ30形(30〜34)に改番されています。1950年全車両が岐阜市内線に転属し、1967年に全車が廃車となりました。

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