ワム90000形 ワム91342
RJ063 Web#=203 掲載2008/8/8写真1はワム91342、1970/4/19国鉄東海道本線神足(コウタリ)駅にて撮影。 ワム90000形は1953年に最初のグループ150輌(ワム90000〜ワム90149)がワム23000型の改造として誕生しました。1954年から新製が始まったワム90000形ですが、新製とワム23000形からの改造を合わせて18790輌という黒貨車の代表となりました。写真1のワム91342はワム90000形として初期に新製されたグループです。
ワム93200

写真2はワム93200、1970/4/19国鉄東海道本線神足(コウタリ)駅にて撮影。 1953年から改造や新製でワム90000形は3000輌以上が誕生しました。物資が無い時代だったのでワム50000形木造車の鋼体化改造(160輌?)、トキ900形の部品を流用(700輌?)しての新製などもありました。
ワム125425

写真3はワム125425、1969/3/8、国鉄東海道本線尼崎駅にて撮影。1954年から新製が始まったワム90000形ですが、1959年以降はワム23000形を2段リンク化して元番号プラス100000(先頭に1を追記するだけ!)としたグループが大量に加わりました。
ワム129435

写真4はワム129435、南海電鉄貝塚駅にて1969/3/8撮影。戦前に製造された初期ワム23000型(23000〜29997)の扉には補強のリブが付いていないものも有りました。 ワム90000には変わった車もありました。試作の簡易冷蔵車レワム92551と92552はどんな色だったのでしょうか、白のワム90000だったら面白いでしょう。ワム130126は戦災復旧ですが、これだけが新番号を与えられいますがなぜ?
ワム133174

写真5は1970/9/3国鉄東海道本線西宮駅で撮影したワム133174です。これは珍しい試作改造車で、まるで鉄製有蓋車テムのように雨樋が見られません。 写真5のグループはワム133170〜133174の5輌ですが戦後の新製の内、試験的に屋根を屋根布ではなく鋼板製としたものです。但しこのグループの屋根は2種類の外観(写真5の形と普通のワム90000とほとんど同じ外形)があったようです。 1970年現在ワム90000形は国鉄に18790輌も在籍していましたが、15305輌も作られたワム23000形は、ほとんどがワム90000形に改造され原型のまま残っていたのは僅かに14輌だけでした。
南海電鉄 ワム1701形ワム1715

道路整備がまだまだの頃には鉄道による貨物輸送しか方法がありませんでした。私鉄も国鉄と同じ設計の貨車を大量に保有していて、物流の一翼をになっていました。写真6は国鉄ワム90000形と同型の貨車で南海電鉄所属のワム1701形ワム1715です。1970/11/3堺東駅の片隅で撮影したのですが、前後の線路が切れていましたので単なる倉庫です。
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