![]() |
![]() |
里山工房は貴方のレイアウトの植林事業をお手伝いします。TEL: 0798−51−4116 |
|
![]() |
古い車輌の写真
高松琴平電鉄 Vol. 6 64,73,7460形と70形![]() 琴電の60形(両運転台のクモハ)7輌と初代70形(片運転台のクハ)4輌(70形の内1輌は後に60形に改造)の合計10輌は、太平洋戦争の直後にあちこちの鉄道から買い集めた雑多な木造の中古車でした。戦後の混乱期に酷使されたために木造の車体は損傷が酷く、各車まちまちのやり方で修繕が行われました。その修繕は前面のみを簡易鋼体化や、前面・側面ともに簡易鋼体化(木造の車体に鋼板を貼り付けただけの所謂ニセスチール化)で済ませた車輌、クハのクモハ化、木造車体の寸法のまま窓が小さく古めかしいスタイルで鋼体化したもの、台枠を修理して全く新しいデザインの車体(貫通型と非貫通型)を新造し載せ換えたものが混在していました。中には損傷が酷くて木造車のまま廃車となったものもありました。 64![]() 戦争直後に運輸省の63形の割り当てを受けた東急は、押し出された旧型車を地方私鉄に売却しなければなりませんでした。東急の5100形と3140形が選ばれ、うち7両が高松琴平電鉄に1948年に入線しました。その内4両が電動車になり長尾線・志度線用60形61〜64として就役しました。 木造車体の損傷が酷かったので前面・側面ともに簡易鋼体化を受けています。但し木造車体に鋼板を張りつけただけの簡易な工法で所謂「ニセスチールカー」でした。1966年の志度線の架線電圧昇圧時に簡易鋼体化車は廃車されました。 73![]() 74![]() 前のページ 次のページ |