古い車輌の写真

伊豆箱根鉄道大雄山線

クハ22

RP003 Web#=27 掲載2007/12/27

大昔、私が最初に長距離撮り鉄に行った大雄山線の写真です。今ではすべてステンレス製の同じ形の電車(5000系)が就役していますが、私が訪問したときは全て電車の形が微妙に違っていました。多分全部が西武の中古車だったと思います。そのころの私は写真の経験が少なくピンボケやカメラブレが多く、大雄山線で役に立ちそうな写真はこれだけです。撮影はすべて1963/4/1。

右は小田原駅で撮影したクハ22(木造車)です。

木造のモハ

左は同じく小田原駅で撮影した木造のモハですが、車号が写真からは読み取れません。車体が木造の電車は、この頃でも珍しいものでした。

モハ47

写真右は終点の大雄山検車区で撮影したセミスチールのモハ47です。木造車ばかりの中に半鋼製車が入ると、とても立派に見えました。

ト5

写真左は古いちっちゃな貨車(ト5)です。ものすごく古い証拠に松葉スポークという車輪が付いているのと、端梁にバッファーの跡の丸い穴が残っているのに注目してください。この線はもうすでに貨物営業をやめていたので、保線用でした。

プラットホームの横がすぐに検車区の留置線でした。古い使われなくなった?台車が置かれていました。

どうも検車区に来ると裏手の物置場やスクラップ保管所などをコソコソと探求してしまいます。これはとても古いタイプの松葉型スポーク車輪です。使われなくなった営業用の古い貨車から取り外したものなのでしょう。背景に写っている乱杭歯状態の古枕木を地面に打ち込んだだけという柵にも注目してください。

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