古い車輌の写真

島原鉄道 3 キハ4500

キハ4501

RP148 Web#=255 掲載2008/12/18
修正1 2009/9/27

写真1はキハ4500形キハ4501、南島原駅にて。

キハ4500型は島原鉄道が1963年に日本車輌でキハ4501とキハ4502の2輌、帝國車輛工業でキハ4503とキハ4505の2両の合計4輌を製造しました。この年に国鉄が大量に増備を始めたキハ17系(当時はキハ45000型)ディーゼルカーと同じ仕様で、DMH17BエンジンにTC2液体変速機、それにDT19やTR49台車を採用していました。

写真2はキハ4500形キハ4501、南島原機関区にて。
少し前に流行していた湘南形電車とよく似た前面を持ち、お手本にした貫通扉付キハ17系とは異なるデザインでした。乗り心地はDT19やTR49型台車と予算がそれほど割けなかった保線状況のおかげで、かなり良くないものだったことでしょう。

キハ4502

写真3はキハ4500形キハ4502、南島原機関区にて。

写真のように車体全面に広告が掲出されています。最近では珍しくも無い光景ですが、この頃はここまで営業努力をしなければならないのかと驚きました。

キユニ4505

写真4と5はキユニ4500形キユニ4505、南島原機関区にて。

キハ4500形のうちキハ4503とキハ4505は後に郵便車に改造されキユニ4503とキユニ4505となっていました。キユニ4505はキハユ1700型が入ってきたせいか休車となっておりました。

この車は1988年に廃車となり、真っ黒に塗られて台車や機器を剥ぎ取られダルマと化しています。

このグループの内キハ4503は郵便車になる前に、一時カラオケ装置を積み込んでビール車として営業していました。

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