古い車輌の写真

阪神電鉄 国道線 2

71形 73

RP158 Web#=291 掲載2009/5/14

写真1は71形73、1973/6/10阪神電鉄国道線浜田車庫前停留所にて。

正面窓の上から屋根に至るゆるいカーブ、流線形のカバーをつけた埋め込み式ヘッドライト、屋根上の平たいトルペード型ベンチレーター、側面の窓や扉の上端につけられた曲線など、阪神間モダニズムを具体化した素晴らしいデザインでしょう。

201形 202

写真2は201形202、1973/6/10阪神電鉄国道線浜田車庫にて。

この角度から見ると正面窓から屋根にいたるゆるいカーブ部分が、戦時下に置ける工程簡易化のために狭くなっています。したがって71形と比べるとやや平板な印象を与えています。

写真3は201形207、1973/6/10阪神電鉄甲子園線にて。

201形は戦時下に登場した為に電装品の艤装ができず、71形のクハとして就役しました。当時は自動車も無く国道2号線を満員の通勤客を載せて高速で飛ばしていたことでしょう。

1948年に最後の201形が増備されてから1975/5/5の全面廃止まで、新造車はとうとう現れませんでした。

201形 215

写真4は201形215、1973/6/10阪神電鉄甲子園線にて。

この215号は阪神パークに1に改番された1形27と共に保存されていましたが、1991年前後に解体されてしまいました。

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