古い車輌の写真

津軽鉄道 1

津軽五所川原駅

RP160 Web#=293 掲載2009/5/17

写真は1966/8/5津軽鉄道津軽五所川原駅にて。

関西学院大学鉄道研究会夏の合宿で東北地方に出かけて、途中津軽鉄道に立ち寄りました。寒地向けディーゼルカーであるキハ11を降りて長い跨線橋を渡ると津軽鉄道のプラットホ−ム、写真はその跨線橋から見おろしたところです。左側は国鉄五能線、右側は津軽鉄道線のプラットホームです。

津軽五所川原駅を出発するキハ2403

2輌連結のキハ2400形ディーゼルカーが青い排気を残して、津軽中里を目指して発車していきました。クリーム色とオレンジ色という暖かい色で塗装されていて、流石は厳冬を耐えねばならない路線ということを感じさせていました。ヘッドライトの位置が少し下がっただけで、戦前製ガソリンカーの雰囲気を濃厚に出していました。

津軽五所川原駅に到着するミキスト・トレイン

DD35形DD352が牽引する混合列車が津軽五所川原駅に進入してきます。中型ロッド式B-B35トンディーゼル機関車と貨車を交えた客車の列車は、当時でも珍しいものでした。

貨車を津軽五所川原駅で切り離して身軽になった列車DD352+キハ2405+ナハフ1201が、また津軽中里を目指して発車して行きました。多分キハ2405は客車代用で無動力だったと思います。

津軽五所川原駅の周囲は田んぼで、よく晴れた空は遠くの山脈まで見通せました。新しいディーゼルカーキハ24000形と古い電車改造の客車ナハフ1200形の2連が遠くの築堤を駆け上がって短い鉄橋を渡るところです。

青森の北部という寒い所でも、やはり8月は夏。歩いていると結構汗ばむ気温でした。

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