古い車輌の写真

富山地方鉄道 7 電気機関車 1

デキ14730形 デキ14731

RP171 Web#=304 掲載2009/6/2

写真1と2はデキ14730形デキ14731、1973/6/2富山地方鉄道稲荷町車庫にて。

ここにも在る、あそこにも在るという東芝製戦時標準型40トン電気機関車です。この機関車の出力は440KWでした。私にも三井三池港務所、西鉄宮地岳線、南海そして富山地鉄と4箇所で見る機会がありました。

当初はダム建設用の電気機関車として富山地鉄の線内で貨物列車を牽引するために関西電力が東芝で1947年に製造した戦時標準形でした。結局富山地鉄に譲渡されデキ30形デキ31と呼ばれていましたが、1949年にモーターの出力で形式を決めるようになったためデキ14730型デキ14731になりました。

写真3と4は1977/3/20富山地方鉄道稲荷町車庫にて。

1999年に除籍され、2007年に解体処分となりました。

貨物列車のほかに除雪用としても活躍していました。端梁の連結器の左右に見えるものは、大きなスノープラウを取り付ける金具です。


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