古い車輌の写真

伊予鉄道 13 モハ50後期形

モハ50形 63

RP192 Web#=327 掲載2009/7/10

写真1はモハ50形63、1981年夏、伊予鉄古町車庫にて。

51はモハ50形後期形の最初のグループ3輌(62〜64)で1960年にナニワ工機で作られました。車体はバスの工法を取り入れた軽量車体(13t)で前期形(16t)と比べると軽量化されています。側面に補強用のリブとリベットがあります。15.88t)。このロットだけ前の扉が2枚引戸になっていました。

2005年までに3両とも2100形と置き換えられて廃車となりました。

モハ50形 65

写真2はモハ50形65、1981年夏、伊予鉄松山市内線南堀端停留場付近にて。

65はモハ50形後期形の2番目のグループ5輌(65〜69)で1962年にナニワ工機で製造されました。車体の構造は1960年のロットと同じですが前扉が1枚引戸になりました。65だけが2100形と置き換えられて2003年に廃車となりました

モハ50形 68

写真3はモハ50形68、1981年夏、伊予鉄古町駅にて。

写真2の65と同じグループに属する電車で、現在も活躍中です。

モハ50形 71

写真4はモハ50形71、1967/3/27伊予鉄道古町車庫にて。

71は1964年に帝国車両で4両(70〜73)が製造されました。車体の外見は65〜68のグループと変わリませんが在来工法へ戻ったようで車体側面のリベットと補強リブがなくなりました。車体の重量も前のロットよりも増加し14tになりました。この写真は1967年に撮影したもので、濃いマルーン色と薄いクリーム色の旧塗装です。製造から3年しか経過していないのですが、塗装がかなり痛んでいました。

モハ50形 72

写真5はモハ50形72、1981年夏、伊予鉄古町車庫にて。

写真4と同じグループに属する電車で、今でも全車健在です。

モハ50形の後期ロットは屋根が薄く、正面が少し傾斜しています。重々しいデザインの初期型と比べて、なかなか好ましい近代的デザインの路面電車になりました。

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