古い車輌の写真

国鉄の古い客車 6

スハフ32 2250

RJ097 Web#=335 掲載2009/7/20

写真1はスハフ32形スハフ32 2250、1969/10/23国鉄播但線姫路駅にて。

狭い窓がずらりと並んでいる長距離列車用の客車です。旧式客車の典型、駅弁とか汽笛、ドラフト、煤煙、白熱灯、夜汽車・・・郷愁を誘う言葉が頭の中を駆け巡ります。

オハ35 2044

写真3はオハ35形オハ35 2044、1976/12/4国鉄東舞鶴駅にて。

私があちこちの地方鉄を巡っていたときに大変お世話になったのが、このオハ35系の客車たちです。1309輌もの大量生産で、客車の中では最大輌数を誇っていました。

オハ35 109

写真2はオハ35形オハ35 109、1969/10/23国鉄播但線姫路駅にて。

オハ35形は当初スハ33650形として就役しましたが、溶接構造の採用で設計時よりも軽量化され、1941年の車輌称号規定改正でオハ35形とされました。

オハニ36 16

写真4はオハニ36形オハニ36 16、1976/3/1国鉄山陽本線姫路駅にて。

当初は優等列車用の三等座席荷物合造車として1955年から1956年かけて鋼体化改造により竣工しオハニ63形と呼ばれていました。製造したときに履いていたのはTR-11形台車でしたが、乗り心地改善のためにすぐに軽量客車に採用されていたTR-50系の台車に交換されオハニ36形に改番されています。

当時でも珍しい合造車ですが、姫路駅の山陽本線ホームでローカル列車として停車しているのを発見して喜んで撮影しました。

スロ62 2070

写真5はスロ62形スロ62 2070、1975/8/24国鉄東海道本線大阪駅にて。

大元は17m級木造客車ナハ22523ですが、1951年から始まった鋼体化工事により20m級客車オハ61 315となりました。古いタイプの2等車を置き換えるために、1960年頃リクライニングシートを装備したオロ61 2070に改造されました。その後、屋根の上にユニット・クーラーを載せるために低屋根に改造され、床下にディーゼル発電機を搭載したために重量が嵩みスロ62 2070となりました。

この写真を撮った頃はいつも大阪駅の定位置に留置されていました。ダイヤが乱れたときの列車ホテルだったのでしょうか。

       前のページ 次のページ