古い車輌の写真

三ノ宮駅で見かけた旧型国電

RJ102 Web#=340 掲載2009/7/26

これらの写真1962年9〜10月ごろ国鉄東海道本線三宮駅で撮影したものです。その当時私の愛用していたカメラはハーフサイズのオリンパス・ペンSでした。つまり一度フィルムを詰めると72枚撮影できました。フィルムの現像がなかなかできないので、2〜3回の撮影行のあとでやっと紙焼き写真になりました。そのため最後に10枚ぐらいフィルムが残っていると、そこいらのどうでもいい車輌まで撮影して消化に勤めたものです。

クモハ51007

電車の番号は後にフィルムを拡大して読み取ったものです(消化フィルムだからメモをを全く残さなかった)。

このように東海道緩行線では3扉の電車(50系、60系、70系)と4扉(63系)が混ざって連結されていました。

クモハ54101?

ノーシル・ノーヘッダーの平滑な車体を持つクモハ54101は当時でも珍しい電車でした。

クロハ69011

当時はまだ東海道緩行線の各駅停車にも2等車が連結されていました。車内が壁で仕切られていて、臙脂のモケットに白いシートカバーのかかったクロスシートには高級感が感じられました。しかしクハ86系快速列車にサロ85が連結されるようになると、その意義を失い1962/10に普通電車への1等車の連結は廃止となりました。

この電車の経歴は複雑です。クロハ69→クハ55→クロハ69に復元→クハ55150番代の奇数

クハ55001

mixiで親しくさせていただいている我田引鉄プロジェクトさんから教えていただいたのですが、年代、地域、窓配置などから総合的に判断すると、これはクハ55001だそうです。

古い国電はきわめて複雑な経歴と輌数がとても多いことから、専門に研究している人でないと歯が立ちません。ありがとうございます。

クハ68XXX

この写真は被写体ブレが酷くて番号を読み取ることができませんでした。

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