古い車輌の写真

別府鉄道 4 DL 1

DB201

RP1 Web#=3 掲載2009/7/

写真1と2はDB201、1970/3/11別府鉄道別府港機関区にて。

DB201は1965年に三菱重工業三原製作所で作られ、廃線になるまで使われました。もともとは粉飾決算で上場廃止となった山陽特殊製鋼の引込み線で使用するために3輌発注されていたもののうち1輌です。

撮影したのがまだ早春だったので、ビニール製のラジェーターカバーがかけられていました。

元来入れ替え作業用に設計されていたため最高速度が25Kmhしか出せませんでした。貨物営業が主力の土山線では低い速度は問題にならず、トルクコンバーターを搭載していて操縦しやすい機関車として廃線になるまで愛用されました。

塗装は派手目の青色で工場用入換機関車でしたが、真鍮製ナンバープレートの地に赤い塗装が差してあるのがお洒落でした。

DB301

写真3と4はDB301、1970/3/11別府鉄道別府港機関区にて。

DC301は1952年三菱重工業三原製作所で江若鉄道のDC301として作られました。1964年に江若鉄道が熊延鉄道からDC251を購入すると、DC301は余剰となり1965年に別府鉄道に譲渡されました。

DC301は3軸のディーゼル機関車なのにDB201より一回り小型でした。自重22t出力210PSで機械式の変速機を備えていました。本線で使われるには力が足りなかったようで、主に別府港駅での入換作業に従事していたようです。

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