古い車輌の写真

別府鉄道 7 DC 1

キハ2

RP201 Web#=348 掲載2009/8/4

写真1〜3はキハ2、1970/3/11別府鉄道別府港機関区にて。

このとてもかわいい小型ガソリンカーは別府鉄道の前身である別府軽便鉄道が旅客列車のフリークエント・サービスを実施しようとして、1934年に加藤車輌から増備車として購入した半鋼製4輪単車のガソリンカーです。

外観や仕様は1932年に日本車輌から購入した私鉄向け半鋼製4輪単車のガソリンカーであるレカ1によく似ています。このガソリンカーはレカ2として竣工しましたが、1951年にキハ2に改番されました。このキハ2はキハ1と同じはフォ−ドA22.5PSという小型のガソリンエンジンを搭載していました。戦争が激しくなると木炭ガス発生装置を搭載していました。戦後はディーゼル化されることなく、珍しいガソリンカーとして活躍を続けました。

1959年に一旦停止を怠ったトラっクと衝突して路盤の下に転がり落ちて転覆しましたが修理を受けて復帰しました。1965年にボギー車の増備のために廃車となりました。中学生だった私はグラフ雑誌に掲載された転覆して車輪が空を向いている哀れな写真を見て強い印象が残りました。

撮影した頃は窓周りが黄色、腰板が緑という派手な塗装でした。

写真4はキハ3、1969/9/9別府鉄道野口線別府港駅にて。

秋の深い青空をバックにカラカラと軽快な音を立てながら、別府港駅にバケット付のボギーディーゼルカーが進入してきます。

写真5はキハ3、1970/2/19別府鉄道野口線別府港駅別府口駅間にて。

山陽電車の山陽別府駅から海側を眺めていると、軽やかなジョイント音を立てながらキハ2がやってきました。風の寒い日でしたが、線路際の古枕木でできた柵には布団が干されていました。どうも地元の人たちの道路と化していたような線路にはバラストがあんまり入っていませんでした。

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