古い車輌の写真

豊橋鉄道 5 渥美線 3 1810、2810

1811

RP211 Web#=357 掲載2009/8/17

写真1はモ1810形1811、1984/1/21豊橋鉄道渥美線高師駅にて。

1925年に信濃鉄道(現在のJR大糸線)が日本車輌本店で製造した木造電車デハ1形として竣工しました。信濃鉄道は1937年に鉄道省に買収されモハ20形となり、1953年の車輌称号規定改正でモハ1100型となりました。この中のモハ1103が1955年に長野電鉄に払い下げられてモハ1となりました。1961年に日本車輌で鋼体化工事が行われモハ1101となりました。長野電鉄長野線の長野〜善光寺下間が地下化されたため1979年に廃車され、豊橋鉄道に譲渡されモ1810型1811となりました。1997年の1500V昇圧に伴い廃車となりました。

2811

写真1はク2810形2811、1984/1/21豊橋鉄道渥美線高師駅にて。

1927年に信濃鉄道が日本車輌本店で製造した木造電車ホハ1形として竣工しました。信濃鉄道は1937年に鉄道省に買収されクハ29形となり、1953年の車輌称号規定改正でクハ5100型となりました。この中のクハ5110が1955年に長野電鉄に払い下げられてクハ51となりました。1961年に日本車輌で鋼体化工事が行われクハ1151となりました。モハ1101と同様に1979年に廃車され、豊橋鉄道に譲渡されク2810型2811となりました。1997年の1500V昇圧に伴い廃車となりました。

2811+1811

この電車は正面から見ると3連の窓がまるで1枚のように見える特異なデザインでした。

長野電鉄1101

1976/6/5長野電鉄須坂駅にて。

長野電鉄1100系電車は元信濃鉄道(現在のJR大糸線)の買収国電を1955年に譲受た木造車です。長野電鉄ではモハ1、クハニ61、クハ51を名乗っていましたが、1961年に日本車輌製造にて鋼体化されました。モハ1101+モハ1102+クハ1151の3両1編成が通勤通学ラッシュ用として活躍していましたが、長野線長野と善光寺下間が地下線となったために1979年に廃車されました。

モハ1101とクハ1151は豊橋鉄道に譲渡されましたが、モハ1102は四国の伊予鉄道に譲渡されモハ600形3両編成の先頭車603に改造されました。

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