古い車輌の写真

国鉄東海道本線米原ヤードのD50 1

D50など

RJ103 Web#=370 掲載2009/9/5

写真1はヤードで入れ替え中の3輌のD50形蒸気機関車、1966/12/26国鉄東海道本線米原駅にて。

この日は近江長岡で窯業セメントの専用線を撮り、美濃赤坂にある西濃鉄道を訪問する予定でした。途中の米原で列車の待ち合わせ時間に、プラットホームに隣接するヤードで当時でも少なくなったD50が盛んに入換をしている様子をカメラに収めました。暗く雲が垂れ込めている中で、ホームから離れたD50を撮ったためにトリミングをしなければなりません。

写真1左側の重連はD50+D50328、右側はD50300+マヌ34 28です。今となってはマヌ34のほうが珍しく、こちらのほうにカメラを向けるべきでした。

D50 131

跨線橋の上からD50 131です。川崎造船所で竣工時は9900形19930と称していました。1928年の形式称号規定改正でD50 131となりました。

D50 131は長野工場式のディフレクターを装備していました。やや遠いのでトリミングし、ソフトでコントラストなどを調整しましたが。

D50 243

ヤードで入換え作業中のD50 243、旧番号は29942日立製作所製です。この日は無風状態でケムリが蒸気機関車の周りに滞留して、コントラストが弱くなってしまいました。

D50 243が動くとケムリが晴れてきました、シャクですね。

D50 300

D50 300が竣工したのは1928年の形式称号規定改正後だったので、旧番号を持っていません。

北陸本線田村駅(米原から2隣)は1957年の敦賀駅までの交流電化の起点で、直流電化の東海道線米原駅と田村駅の区間は電化されていませんでした。交直両用電気機関車が開発される前の時代には、北陸本線と東海道本線を跨いで運転されていた貨物列車にSL(D50とE10)やDL(DD50やDE10)が使われていました。

       前のページ 次のページ