古い車輌の写真

西日本鉄道 11 大牟田線 3 300

301

RP231 Web#=381 掲載2009/9/22

写真1はモ300形301、1971/5/3西鉄大牟田線二日市駅にて。

301は1939年に急行用として作られた2編成の一員で2扉です。300形はモ301〜312、ク351〜362、中間モハのモ324〜327の合計28輌が近畿車輛・汽車製造・日本車輌・川崎車輛で製造されました。

この301は1979年に電動貨車モワ811に改造、そして1995年に救援車に変更となりモエ811になりましたが、2002年に廃車となりました。

360

写真2はク350形360、1971/5/3西鉄大牟田線二日市車庫にて。

最初の2編成以外は1948年製(サイト・オーナーと同い年)、写真を撮った時点ではベージュとマルーンの西鉄標準色でした。

写真を撮った時点ではベージュとマルーンの西鉄標準色でした。大牟田線で就役しましたが5000形の増備とともに16輌が宮地岳線に移籍しました。この写真の360は355に改番、車体更新、改軌の上宮地岳線に転用されました。

362

写真3はク350形362、1973/8/4西鉄大牟田線二日市駅にて。

362は宮地岳線転用に際して車体更新と冷房化と改軌工事が行われ、原型の面影はほとんど失われ独特のデザインとなりました。

314

写真4はモ313形314、1973/8/4西鉄大牟田線二日市車庫にて。

近畿車輛で1952年に2輌編成4本モ313形313〜314とク363〜364が作られ大牟田線に就役しました。鉄道技術研究所の支援の下日本で最初のモノコック構造で設計されました。この時の試験結果が後の軽量構造電車の基礎となりました。

364

写真5はク363形364、1973/8/4西鉄大牟田線二日市車庫にて。

当時流行の湘南形と言うには少し妻面がフラットすぎるように感じます、予算が十分に無かったためでしょうか?

宮地岳線 314

写真6右側はモ313形314、西鉄宮地岳線香椎花園駅にて。

1977年までに改軌されて宮地岳線に転用されました。1984年から車体更新と3扉化改造を受け、1986年には冷房化されました。写真の314+364の編成は2007年に宮地岳線の一部廃止に伴い廃車となりました。
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