古い車輌の写真

西日本鉄道 14 大牟田線 6 モト

901

RP234 Web#=384 掲載2009/9/25

写真1〜3はモト900形901、1973/8/4西鉄大牟田線二日市車庫にて。

モワ801の記事に書いてあるとおり九州鉄道は1924年の開業に際して、旅客用電車とともに貨物営業用の電車も新調しました。

1924年東洋車輌で製造されました。製造当初の番号はモト201と202でしたが、モワ801や802と同様の経緯でモト201と202からモト601と602になり、ついで→モト901と902に改番されています。

1977年に2輌の固定編成に改造されましたが、1985年に廃車となりました。

このような無蓋の貨物電車でいったい何を運んだのでしょうか? 石炭のような大量の貨物は無理、濡れ損を嫌う貨物は載せられない。晴れた日にだけ薪炭や木材でも運んだのでしょうか?

それとも保線用の砂利運搬などに従事していたのでしょうか?

61

写真4は61、1971/5/3西鉄大牟田線二日市車庫にて。

松葉スポークの車輪を持つかなり古い保線用のトです。似合わない密着連結器を装備していますが、機能していたのでしょうか?

62

写真5は62、1971/5/3西鉄大牟田線二日市車庫にて。

貨物営業にも使われていたのでしょうか? ホイールベースが極めて短いので、高速域での走行性能は酷いものだったことでしょう。

手前に見える簡単なアーチバー的台車はモ200形用の残骸と思われます。

鋼体

写真6は1000形あたりの鋼体、1971/5/3西鉄大牟田線二日市車庫にて。

真っ白の下地塗装で仮台車に乗っかっていました。これも検車区のレイアウト・セクションのアクセサリーにいかがでしょうか?

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