ヤ4
RP251 Web#=401 掲載2009/10/12写真1はヤ4、1972/8/3熊本電鉄北熊本車庫にて。 1923年の改軌と電化に備えて菊池軌道が電車とともにヤ1〜ヤ10の10輌を用意した有蓋貨車の1輌です。写真1の反対側には車掌室が設けられていました。
ヤ5
![](http://satoyama.in/cgi-bin/info/../../info/sharyo/img/imgB418.jpg)
写真2はヤ5、1972/8/3熊本電鉄北熊本車庫にて。 1923年の改軌と電化に備えて製造された有蓋貨車の内ヤ1は1925年に客車に改造されホハ7となりました。1942年にコハ31と改番されましたが、1957年に元の有蓋貨車に改造されています。さらに1976年には屋根の上に作業台を載せて工作者コ1に改造されています。1981年に廃車となりました。 写真2を撮影した頃は、まだ客車の名残である窓の跡が残っていました。
ム3
![](http://satoyama.in/cgi-bin/info/../../info/sharyo/img/imgC418.jpg)
写真3はム3、1972/8/3熊本電鉄北熊本車庫にて。 1923年の改軌と電化に備えて菊池軌道が電車とともにム1〜ム10の10輌を用意した無蓋貨車の内の1輌です。
ナ1
![](http://satoyama.in/cgi-bin/info/../../info/sharyo/img/imgD418.jpg)
写真4はナ1、1972/8/3熊本電鉄北熊本車庫にて。 妻板の片方が撤去されていました。保線用として2輌一組でレールや架線柱などの運搬に携わっていたようです。
ナ4
![](http://satoyama.in/cgi-bin/info/../../info/sharyo/img/imgE418.jpg)
写真4はナ4、1972/8/3熊本電鉄北熊本車庫にて。 1923年の改軌と電化に備えて製造された有蓋貨車の内ヤ2は1925年に客車に改造されホハ8となりました。1942年にコハ32と改番されましたが、1960年に長物貨車ナ4に改造されています。写真4を撮影した頃には、タンクを搭載していました。多分、除草剤撒布車として活躍していたものと思われます。1978年に廃車となりました。
![](http://satoyama.in/cgi-bin/info/../../info/sharyo/img/)
菊池軌道が3フィート6インチゲージ(1067o)改軌の備えて新造した貨車は、どれも極端に幅の狭い独特の設計でした。形式も有蓋車は屋根付き貨車のヤ、無蓋車のム、長物車のナという独特の記号がつけられていました。したがってサイト・オーナーは当初3フィート・ゲージ(914mm)の蒸気軌道時代に作られた車輌を改造していたのではないかと推測していました。有蓋車の写真を見ていると車体断面はとても小さく、どう見ても最大幅は小柄なボギー台車の軸箱の蓋の所にありそうです。
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