古い車輌の写真

阪急 1300系、1600系

1308

RP255 Web#=407 掲載2009/10/19

写真1は1300形1308、1969/11/25阪急京都線桂駅にて。

1308の編成は珍しく汽車製造製のエコノミカル・トラックと呼ばれたKS62型台車を履いていました。詳細は前ページ1307の記事を参照してください。

1358

写真2は1350形1358、1976/1/17阪急京都線十三駅にて。

この1358は当初1354として就役しましたが、編成ごとに番号を揃えるために1358と改番されました。詳細は前ページ1307の記事を参照してください。

1604

写真3は1600形1604、1977/12/1阪急京都線十三駅にて。

京都線の名車新京阪のP-6型100系のモーターを流用して、1300形と同じ準張殻構造の19m級軽量車体と台車、制御器を新造して1957年にナニワ工機で作られました。1600形1601〜1606と1650形1651〜1656の合計12輌が2扉ロングシートで竣工しています。

1651

写真3は1650形1651、1976/1/15阪急千里線にて。

後に3扉化され、1972年に4輌で固定編成を組む際に中間車の運転台が撤去されました。同じコンセプトで作られた宝塚線用の1200系と同じく車体更新工事や冷房化工事は行われず、嵐山線での運用を最後に1982年に廃車となりました。

阪急の1000シリーズは試作車1000形4輌での成果を活かして、神戸線用1010系35輌、宝塚線用1100系51輌、京都線用の1300系16輌が作られ、阪急の主力として活躍しました。1010形と同じ車体を新造し旧形車の台車や機器を流用して宝塚線用1200系20輌、京都線用の1600系12輌が作られました。

全部で138輌もあり毎日のように目に触れる1000シリーズの電車にカメラを向ける気にはなりませんでした。特に試作車の1000形は私の最寄路線である今津線で永らく毎日のように運用されていましたが、写真を撮らなかったのは後悔です。後にばらばらになった1000形が宝塚線の普通電車の中間車になったのを梅田駅で見つけて、ガッカリしたのを覚えております。自宅から遠い京都線の1300系や1600系を撮っているのに、地元の神戸線の1010系や宝塚線の1200系やの写真も撮り逃がしたのは残念です。

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