古い車輌の写真

雪掻車 1

雪捨車 トキ118

RJ108 Web#=409 掲載2009/11/7

写真1はトキ10形トキ118、1966/8/5国鉄青森機関区にて。

豪雪となると線路は除雪車輌の出動で何とかなりますが、駅のプラットホームや通路などは依然として人力による雪掻しか方法がありません。そのときの雪を大きな川に捨てるために専用の雪捨列車が運行されていました。

雪捨車 トキ19266

写真2はトキ15000形トキ19266、1966/8/5国鉄青森機関区にて。

写真1〜3の古いトキは雪捨列車に使用されたものです。側面の煽り戸に雪捨車と大書されています。

雪捨車 トキ20150

写真3はトキ15000形トキ20150、1966/8/5国鉄青森機関区にて。

雪は流れのある大きな川の鉄橋から、流れの中へ人力で落とされたのですが高所の雪捨て作業は危険を伴う大変なものだったことでしょう。

DD15 28

写真4はDD15形DD15 28、1966/8/5国鉄青森機関区にて。

DD15形は1961〜1972年に1〜46と301〜304の50輌が製造された複線型両頭ラッセル式除雪ディーゼル機関車です。除雪用のラッセル装置はディーゼル機関車の両端に取り付けられており、単線区間での折り返し作業が容易になっています。この機関車のおかげで大掛かりなキマロキ列車(機関車+マックレーとロータリー+機関車)を運行しなくてもすむようになりました。

ロータリー式除雪モーターカー

写真5はロータリー式除雪モーターカー、1977/3/21北陸鉄道石川線新西金沢駅側線にて。

最近は地球温暖化のせいか、雪国でも降雪量が減少気味です。そこで大掛かりな除雪用ディーゼル機関車の代わりに、保線区が持っている写真5のような小型のモーターカーを早目に何度も出動させて除雪する方式に変わっていきました。国鉄所有のモーターカーの写真がありませんので、代わりに私鉄の例を掲載します。

       前のページ 次のページ