古い車輌の写真

黒部峡谷鉄道 5 蓄電池機関車

BB1

RP260 Web#=417 掲載2009/11/25

写真1と2はBB形BB1、1973/6/2黒部峡谷鉄道本線宇奈月駅ヤードにて。

1937年に神戸製鋼所で作られた蓄電池式の小型電気機関車で、大きな改造も受けずに長らく使われてきました。重量は9.0t、出力は49.2kw、長さは4.7m、定格速度は12.0km/hです。

凸型をしていますが、運転台の前後に見られるボンネットは蓄電池を収容するためのものです。

ヘッドライトが工事用の架設照明器具ですが、う〜〜ん・・・ちと本線鉄道用としては残念。

BB2

写真3はBB形BB2、1973/6/2黒部峡谷鉄道本線宇奈月駅ヤードにて。

これとは別に上部軌道ではBB71とBB72の2輌の蓄電池式の小型電気機関車が在籍しています。上部軌道は高熱隧道と呼ばれる危険な区間があって、一般人の立ち入りは禁止されています。この写真を撮るのは困難で、年に数回開かれる見学会参加の抽選に当たらないとダメです。上部軌道BB5に黒部峡谷鉄道本線のハ28+ハ36+ハ37が連結された状態で、富山地方鉄道栃屋駅から徒歩10分ほどの県道沿いの農村公園8号に保存されています。


保 1

写真4は保線用モーターカー保1、1973/6/2黒部峡谷鉄道本線宇奈月駅ヤードにて。

保線用のモーターカーでおそらく車籍は無いものと思われます。写真を拡大してみると保1と自重1.8tという標記が読み取れます。また銘板を拡大するとナニワ工機昭和48年製と読み取れます。

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