古い車輌の写真

黒部峡谷鉄道 6 2軸客車

ハフ5

RP261 Web#=418 掲載2009/11/27

写真1はハ形ハフ5、1973/6/2黒部峡谷鉄道本線宇奈月駅ヤードにて。

ハ形の2軸客車は、この鉄道が日本電力の専用鉄道として建設途上であった1926年に製造された貨車を、戦後になって客車に改造したものです。写真でごらんのように固定式クロスシートを装備しています。

黒部峡谷鉄道のサイトによれば現役最長寿(84歳)、最短(全長4.2m)、最軽量(1.75t)、最少定員(16名)というレコード・ホルダーです。

ハフ19

写真2はハ形ハフ19、1973/6/2黒部峡谷鉄道本線宇奈月駅ヤードにて。

ハ形開放式客車はハフ3〜11、13、15〜20が在籍しています。ハフ10は外周にアルミサッシュを取り付けて密閉型客車に改造されています。

ハ37

写真3はハ形ハ37、1973/6/2黒部峡谷鉄道本線宇奈月駅ヤードにて。

なお、ハ形の2軸客車は日本最少定員(16名)ということで、旅客列車では実用にならず関西電力の専用列車に併結される職員専用車として使用されています。

ハフ52

写真4はハ形ハフ52、1973/6/2黒部峡谷鉄道本線宇奈月駅ヤードにて。

密閉型2軸客車はハフ51〜54が在籍しており、これはロングシートで定員は16名です。これも関西電力の専用列車に併結される職員専用車として使用されています。

ハ29は標記が抹消された状態のED13とともに黒部市折立地区の田圃の中にある折立ふるさと水環境公園に保存されています。また黒部市浦山農村公園8号にはBB5+ハ37+ハ36+ハ28の1編成が保存されています。黒部市宇奈月町明日土山にあるどやまらんど明日キャンプ場にはED8とともにハフ26、ハフ27が保存されています。

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