古い車輌の写真

近鉄南大阪線 7 入換作業

吉野口駅での入換作業

RP283 Web#=447 掲載2010/1/31

写真1〜6は1972年撮影の吉野口駅での入換作業。

短い編成の貨物列車が近鉄吉野線葛駅方面から進入してきました。2輌連結されている無蓋車には製材された吉野杉でも積んでいるのでしょうか。

電気機関車デ51が切り離されて後退していきます。後ろの運転台には緑と赤の手旗を持った連結手が乗り込んでいます。

プラットホームに停車中のデ52。運転台の扉が開いているのは、電気機関車に左側で待機している連結手を乗せるためでしょうか。

連結手が電気機関車のデッキの下にある黄色のステップに足を掛けたまま入換作業をしています。国鉄のワムと比べて一回り小型の近鉄のワフに注目してください。ワフの妻面に掛けられているのは丸い赤色の標識板です。まだ明るいので標識灯は取り付けられていません。

連結手がステップに足を掛けハンドレールを掴んで入換作業が始まるところです。デ51号はデッキもステップも無かったのですが、どのようにして機関車を誘導したのでしょうか?

電気機関車の車体は近鉄の一般色、つまりトマトのような赤色(褪め易い)でしたが、台枠やステップ、端梁は安全のためか警戒色の黄色に塗られていました。

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