古い車輌の写真

近鉄南大阪線 8 貨車

ワフ9009

RP284 Web#=447 掲載2010/2/1

写真1と2はワフ9009形ワフ9009、1972年近鉄吉野線吉野口駅にて。

前の記事にある近鉄の短い貨物列車の最後に連結されていた有蓋緩急車です。車掌室側妻面にはHゴムで支持された大きな窓が2箇所設けられています。

端梁にバッファーを取り外した跡が見られませんので、それほど古い貨車ではないようです。写真でご覧のように赤い標識板を取り付ける金具以外は、貨物室側妻面には何もありません。

側面の標記はとても賑やかで、模型に再現する時は是非書き込みたいものです。。左端に「荷重8t、自重6.84t」。中央扉に「近畿日本鉄道」と「吉野線」「ワフ9009」「積1.3 空0.7」。扉の右側に「吉野口 柏原構内線直通運転承認車」と「承認期間自昭和47年4月15日至昭和48年4月14日」。車掌室窓下に「形式ワフ9009」とその下に検査標記「51-3 47-3 古市工」。

ト9604

写真3はト9601形ト9604、1972年近鉄吉野線吉野口駅にて。

妻板がフラットな古いタイプの無蓋車です。煽り戸の標記によると荷重10t7、自重6.18tです。

写真4は正体不明の廃車体、1971/10/3近鉄南大阪線古市検車区にて。

元々は古い半鋼製のガソリンカーの車体を倉庫として再利用したものと思われます。

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